娘が加わり“チーム”になった記念に 将来我が子に見せたい写真が生まれた日

2/1〜2/29まで開催の「バレンタインフェア」の一環として、撮影にご協力いただいた9組の ふうふ のストーリーを配信しています。
今回は、k夫妻のストーリーをお届けします。


k tさん(インターネットサービス会社 勤務)

k mさん(航空会社 客室乗務員)

結婚3周年。日本とシンガポールの遠距離でのお付き合いを経て結婚。1歳の娘と暮らす。


Q. おふたりの出会いから今までを教えてください。

tさん:

当時妻はシンガポールで働いていましたが、ちょうど帰国しているときに友人が食事会を開いてくれて。それが最初の出会いでした。国際色豊かで色んな文化への理解が深くて、対人関係にも臆さずどんどん飛び込んでいくような。そんな彼女に魅かれたのを覚えています。

mさん:

会話の引き出しも多く場を盛り上げてくれて、なんてスマートな人なんだろうと思ったのが第一印象でした。その後、遠距離の中デートを繰り返したり、電話をマメにくれたり、少しずつお互いを知っていきましたね。シンガポールにも何度か来てくれたんですよ。

喧嘩をするときももちろんありますが、彼は割と切り替えが早いのですが私はなかなか気持ちの整理に時間がかかるタイプで。彼はその時間を待ってくれて、とことん話を聞いてくれるので、私も「あのときこう思ってた。こうしてほしかった」とちゃんと自分の気持ちを伝えられています。そのおかげで、今こうやって家族に笑顔を向けられているんだと思います。

Q. 昨年娘さんが生まれて、夫婦の形も変わりましたか。

mさん:

彼が一番変わったんじゃないかな。とにかく娘に会いたくて早く帰宅するようになりました。

tさん:

もう娘の話だけで何時間でも話せます(笑) 子どもは漠然と欲しいという気持ちはありましたが、毎日が想像を絶する喜びと感動と嬉しさでいっぱいで。子どものために自分の命を差し出してもいいって綺麗ごとだと思っていましたが、あの気持ち、本当だったんですね。

mさん:

夫婦ふたりのときはそれぞれやりたいことがあって、お互いの好きなことを尊重しながらの人生でした。そこに娘が加わったことによって、それぞれだったものがひとつの“チーム”として動き出した感じがあって。

彼は趣味が多いので、正直なところ、子どもが生まれても趣味の時間は大事にするのかなと思っていましたが違いましたね。今まで見たことがないようなデレデレ顔で娘と接している彼を見るのも好きです。娘というひとつの宝物を守るために、協力しあったり助け合いながら一緒に同じ方向を見て歩いているような一体感が生まれました。

Q. 今回、ご家族で撮影をしていかがでしたか?

tさん:

実は3年前、コロナで結婚式を中止した苦い思い出がありました。海外からのゲストも含めて参加者リストも作って、直前まで準備を進めていました。でも結局、ゲストのことも考えて中止に。衣装も用意していたので、せめてウエディングフォトを撮ることにしました。残念な結果にはなりましたが、あのとき写真を残しておいてよかった。節目のタイミングでちゃんとプロに写真を撮ってもらうことの大切さを痛感した出来事でしたね。

今回の写真は想像以上によかったです。僕たちはただただ楽しく娘と遊んでいるところを撮影してもらっていたのですが、出来上がりを見て感動しました。節目や記念日ではない日でも、フォトグラファーの方に撮ってもらったことで、後で見返したい写真が増えました。

mさん:

普段もスマホで写真を撮りますが、3人で遊んでいる姿って意外とないんですよね。夫婦のどちらかが娘と写っている写真はたくさんあるのですが。流れの中での一瞬一瞬を切り取ってくれて、私って娘といるときにこんな表情で笑うんだと発見があったりも。

メッセージを書く時間では、自然と娘についてではなく彼に向けての言葉を選んでいる自分がいました。ちょっと昔に戻ったような気持ちになって…。最初の出会いであったり、初めてのデートの日を思い出したりしながら言葉を考えて、ちょっと照れくさいような気持ちにも。

子育てで毎日が忙しくて、なかなかこういった時間もなかったので、改めてこの機会をもらってよかったなと思いました。   

    

tさん:

きっと娘が、大きくなってからこの写真を見たら、自分がたくさん愛されてきたことを感じてくれるんじゃないかな。いつか見せてあげたい写真ができて、将来の楽しみがまた一つ増えました。

インタビュー日

2022年12月

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苦労は分かち合い 楽しみは2倍に 公私ともに歩んだ夫婦の軌跡を写真に残して