家族の中に生き続ける、クッポグラフィーのウェディングアルバム

 

すべての新郎新婦にアルバムをお渡ししています

 クッポグラフィーにはかつて、アルバムをつけずにデータのみを納品するプランがありました。しかし、今そのプランは存在しません。なぜなら、私たちはすべての新郎新婦にウェディングアルバムをお届けすることにより、本当の意味でウェディングフォトグラファーとしての役目を果たそうと決意したからです。

  「たくさん撮ってもらって嬉しい!」「こんなにたくさんデータをもらえた!」

 数百枚の写真データをパソコンのモニタで見ながら「楽しかったね」と結婚式を振り返ったらウェディングフォトの役割は終わり。そんな「消費」されるだけの写真であれば、あえてクッポグラフィーにこだわる必要はありません。おしゃれで今風なかわいい写真を撮るフォトグラファーは他にもたくさんいます。

 クッポグラフィーのウェディングフォトは、結婚式の余韻が冷めきらぬうちに一度楽しむ。でもそれ以上に、1年後の記念日、10年後、30年後に子どもが結婚する時、孫に自分の若かりし姿を見せる時、さらにはお二人が人生を振り返る最後の瞬間までお付き合いしていくものだという思いで撮影しています。

 そういう時に、結婚式の写真をデジタルデータで見ると思いますか?

 クッポグラフィーのアルバムを持っているお二人は、その1冊のウェディングアルバムをずっと大切にしていくと思います。「家宝にします!」と言ってくださる方もいます。

 ただ、以前はすべての新郎新婦がアルバムを注文してくれるわけではありませんでした。それは決しておかしいことではなく、莫大な費用のかかる結婚式を少しでも安く抑えたいという自然な考えです。私たちも、データのみプランを置いている方が撮影がたくさん入るため、そのほうがよいと思っていました。しかし、考えの中心を「撮影者」である私たちから、「結婚式の写真とともに人生を歩んでいく」お二人に移したのです。そうすることで見えてきたことがありました。

 「結婚前の二人が、孫と楽しく昔の思い出話をする30年後の自分を想像しながら、アルバムの有り無しを選択できるのだろうか」

 そんな疑問が頭をよぎりました。残念ながら、答えは「NO」でした。

 また、過去にデータのみを納品するプランを注文された方々へのアンケートを行った際、ほとんどのカップルが「写真をデータでしか見ていない」「1枚30円のL判プリントでしか印刷していない」ということがわかりました。私たちは「二人に一生ものの写真を残した」と思ってデータをお渡ししたつもりが、実際には一生残る形でお二人の元に存在していなかったのです。

 そうした経験から、データだけをお渡しするより費用がかかったとしても、私たちを信じて依頼してくださったすべての新郎新婦に、一生を共にするお二人のウェディングアルバムをお渡ししようと決意しました。そして今、私たちは本当の意味で新郎新婦と向き合い、今まで以上にウェディングフォトグラファーという仕事に誇りを持って撮影に臨むことができています。